独自動車大手のフォルクスワーゲン(VW) が10日に発表した商用車部門の2017年第1四半期(Q1)の世界新車販売は、前年同期比8.0%増の12万1,800台に拡大し、過去最高を記録した。3月単月の販売も5万3,600台と過去最高を更新した。Q1の販売実績を地域別にみると、西欧は8万6,600台(11.1%増/このうち本国のドイツで10.6%増の3万1,100台)、東欧は9,100台(13.9%増)となり、ともに2ケタ増を達成した。北米は2,700台(54.8%増)、アジア太平洋は5,400台(9.8%増)、南アメリカは9,300台(0.6%増)といずれも好調だった。一方、アフリカと中東はそれぞれ2,900台(1.2%減)、5,700台(27.8%減)と低迷した。モデル(シリーズ)別では、「T」が5万600台(8.1%増)、「キャディ」は4万2,400台(15.7%増)と好調だった。「アモラック」(0.9%減の1万8,300台)と「クラフター」(3.3%減の1万500台)は伸び悩んだ。