独自動車部品大手のマーレは16日、中国江蘇省東南部の常熟市に新たなに自動車エアコン用のコンプレッサー工場を開設した。蘇州の既存工場からコンプレッサー生産を新工場に移管し、生産能力を2倍に拡大した。同社は新工場の建設に2,400万ユーロを投資、今後も新工場の生産能力を増強していく予定という。
マーレは2011年から中国事業の売上を年平均21%伸ばしてきた。従業員数は現在7,800人と6年前の2倍に拡大している。中国は同社にとって最も急成長する市場となっている。
マーレは自動車用ピストンやシリンダー、吸排気系部品、空調システム、エンジン冷却装置の世界大手。従業員数は全世界で約7万7,000人。世界34カ国に170の生産拠点と、9カ国に15の開発拠点を持つ。2016年の売上高は123億ユーロだった。