欧州商用車販売、4月は7.2%減・復活祭祝日が影響

欧州自動車工業会(ACEA)が5月24日発表した2017年4月の商用車新車登録統計によると、欧州連合(EU)(マルタを除く27カ国)の商用車販売は18万1,434台となり、前年同月に比べ7.2%減少した。昨年は3月だった復活祭(イースター)祝日が、今年は4月になった影響が大きい。1~4月の累計では、前年同期比3.8%増の78万8,181台と前年同期を上回った。

4月の主要国の登録台数は、英国(14.9%減)、ドイツ(11.8%減)が2ケタの減少だったが、スペイン(1.0%減)、フランス(0.4%減)は小幅の減少にとどまった。カテゴリー別では、バスを除くすべてのカテゴリーで前年同月を下回った。

3.5トン以下の小型商用車は、前年同月比7.0%減の14万8,185台だった。スペイン(1.1%増)、フランス(0.5%増)が微増を確保した一方、英国(18.8%減)、ドイツ(10.2%減)、イタリア(7.9%減)は大幅な落ち込みとなった。

3.5トン超の中・大型トラックは、前年同月比9.8%減の2万9,720台。16トン以上の大型トラックも前年同月比9.9%減の2万4,096台に低迷した。

バスは3,529台となり、前年同月比で5.0%増加した。主要国では、フランス(14.7%減)が2ケタ減だった一方、スペイン(70.0%増)は急伸した。イタリア(6.4%増)、英国(5.6%増)、ドイツ(3.2%増)も前年同月を上回った。

上部へスクロール