独高級車大手のBMWグループは5月29日、オーストリアのシュタイヤーにあるエンジン工場に総額3億4,000万ユーロを投資すると発表した。開発センターの設備を増強するほか、2021年までに既存の生産ラインを近代化する。
対象となるのは3プロジェクトで、新型エンジンの生産ラインに1億8,000万ユーロを投資して、生産の柔軟性を向上させるほか、クランクシャフトの生産ラインに6,300万ユーロを投資する。また、ディーゼルエンジンの開発センターには計1億ユーロを投資して、新しい試験装置などを導入する。具体的には、海抜0~5,000メートルの環境でのエンジンテストを実施するための高度試験装置や、摂氏マイナス40度~プラス50度の気温環境における試験ができる装置などを導入する。