独高級車大手のBMWグループはイタリア北部のコモ湖畔のチェルノッビオで5月26~28日に開催されたクラシックカーやビンテージカーのコンクール「コンコルソ・デレガンツァ・ヴィラ・デステ」で、デザインスタディ「コンセプト8シリーズ」を披露した。同モデルはBMWが2018年に市場投入を計画する「8シリーズ・クーペ」を示唆するコンセプトカーに位置付けられる。BMWはこれに加え、高性能スポーツモデルであるMモデル「M8」と、BMWモータースポーツのルマン24時間レースへの復帰に向けたレース仕様車「M8 GTE」の開発も進めていると明らかにした。
BMWのハラルド・クリューガー社長は「『8』という数字はBMWでは昔からスポーツ性能と高級性の頂点に位置付けてきた。未来の『8シリーズ・クーペ』は、高度なダイナミック走行と近代的な高級感を調和した素晴らしい車になるだろう。同モデルは、我々の高級セグメントのラインアップを拡大する次のモデルであり、クーペの新たな基準を設定するだろう」と述べ、高級セグメントのラインアップ強化に自信を示した。