ドイツポストDHLとフォード、電動配送車の製造で提携

独郵便・物流大手のドイツポストDHLグループは14日、子会社のストリート・スクーターと米自動車大手フォードのドイツ法人であるフォード・ヴェルケが電気駆動の配送車の製造で提携すると発表した。フォードの「トランジット」のシャーシをベースに、ドイツポストと小包配送を業務とするDHLパケットの仕様に応じた電気駆動システムと車体(輸送ボディ)を装備する。生産は2017年7月から開始する予定。

当該モデルは、ストリート・スクーターが生産する集配業務用の電気自動車「ストリート・スクーター」よりも大型のモデルとなる。2018年末までに少なくとも2,500台をドイツポストDHLグループの市街地における配送業務に導入する予定。

「トランジット」のシャーシをベースにしたモデルは、既存のストリート・スクーターとは別の新たな生産ラインで生産する。

ストリート・スクーターは2017年4月に、ドイツのノルトライン・ヴェストファーレン州に新たな生産拠点を設け、生産能力を現在の年1万台から2万台に引き上げる計画を発表している。

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