ドイツのアレクサンダー・ドブリント連邦運輸デジタルインフラストラクチャー相とバーバラ・ヘンドリクス連邦環境・自然保護・建設・原子炉安全相はこのほど、ディーゼル乗用車の排ガスに含まれる有害物質の削減に向けた対策を議論するための「ナショナル・フォーラム・ディーゼル」を実施することで合意した。最初の会議は8月2日に開催される予定。
ドイツではシュツットガルトやミュンヘンなどの大都市で、大気汚染の改善措置としてディーゼル車の市内走行規制を検討する動きがある。
フォーラムでは、排ガス中の窒素酸化物(NOx)を削減すると同時に、移動(モビリティ)を確保する(通行規制などによる移動の制限を伴わない)対策について議論する意向。また、当該テーマに関係する他の省庁や自動車業界、州政府などにも参加を呼びかける意向を示している。