BMW、米工場25年周年の祝賀イベント開催

独高級車大手のBMWグループは6月26日、米サウスカロライナ州のスパータンバーグ工場で、1992年6月23日に同工場を建設する計画を発表してから25年となることを記念する祝賀イベントを開催した。同イベントでは、BMWのハラルド・クリューガー社長のほか、サウスカロライナ州のマクマスター知事、グラハム上院議員、ドイツのヴィティッヒ駐米大使などが出席した。

クリューガー社長は祝賀イベントでのスピーチで、「米国は母国から遠く離れた第二の故郷である」と述べ、BMWは米国国内でディーラーやサプライヤーを含め直・間接的に約7万人の雇用を創出していると強調した。さらに、サウスカロライナ大学ムーア・スクール・オブ・ビジネスの最新調査結果を引用し、BMWの米国における(自動車業界以外も含めた)雇用創出効果は合計で12万人を超えている、と説明した。

同社長はスパータンバーグ工場については、BMWグループにとって最大規模の国外工場であり、SUVモデル「Xシリーズ」を生産する世界の中核拠点(グローバルコンピテンスセンター)である、と説明。また、同日、スパータンバーグ工場で生産を開始した第3世代の「X3」に関しては、「世界市場に向けたメイドインUSAのBMWモデルである」と強調した。

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