独高級車大手のBMWが9月のフランクフルト国際自動車見本市(IAA)でBMWのセダンモデル「3シリーズ」の電気自動車(EV)を発表するとの憶測が浮上している。独経済紙『ハンデルスブラット』(6月29日付)が同社筋から得た情報として報じたもので、BMWは報道内容についてコメントを控えている。
同紙によると、当該EVモデルは米電気スポーツカーメーカーのテスラが発売予定のコンパクトカー「モデル3」を意識しているという。航続距離は400キロメートルで、ドイツ、南アフリカ、中国、メキシコで生産する計画と報じている。
テスラは先ごろ、株式市場での企業評価額が約560億ユーロとなり、はじめてBMWを上回った。また、テスラの「モデル3」は販売価格が3万5,000ドルと、従来のテスラモデルに比べて大幅に安く、BMW「3シリーズ」と競合すると見られている。
『ハンデルスブラット』紙によると、「モデル3」はすでに約40万台の予約注文を確保している。