独高級車大手のBMWグループは7月24日、ドイツのライプチヒ工場に2億ユーロを投資すると発表した。将来のBMWモデルを生産するための新しい生産設備を整備する。2018年初めに着工し、2020年の完工および操業開始を予定している。
具体的には、塗装設備を拡張するほか、車体製造と組み立ての設備を近代化する。効率性と持続可能性に優れた最新の塗装技術を導入する計画という。また、今回の措置により、生産の柔軟性が高まるとともに、生産能力も向上する。
独業界紙『オートモビルボッヘ』によると、今回の投資では、高度に自動化した生産システムを導入するため、新たな雇用は予定していない。ライプチヒ工場では現在、BMW iブランドの「i3」「i8」、BMW「1シリーズ(5ドア)」など計7モデルを生産しており、従業員数は約5,300人という。