チェコ自動車メーカーのシュコダは8月2日、フォルクスワーゲン(VW)のデザインを手掛けてきたオリヴァー・シュテファニ氏(53)が9月1日付けでチーフデザイナーに就任すると発表した。BMWに転職したヨゼフ・カバン氏の後任となる。シュテファニ氏はこれまでにVWの主要モデルの外観デザインを担当し、高い評価を受けてきた。また、スペインのシッチェスにあるVWデザインセンター・ヨーロッパにも3年間勤務した経験がある。
シュコダのベルンハルト・マイヤー社長は、シュテファニ氏はシュコダ車をさらにエモーショナルなデザインとし、デジタル化やEV化の時代に対応してくれるだろうと述べ、期待感を示した。
シュコダではこれまで想像力と実績のあるデザイナーが活躍してきたが、シュテファニ氏はその足跡を追うことになる。技術スペックが似ているVWモデルとの明確な視覚的差別化を打ち出すのが、同氏に課される最重要課題の1つとなる。