AutoScout24、上半期に大幅増収増益

ネット仲介サービス事業を手掛けるScout24はこのほど、2017年上半期決算を発表した。特に中古車販売子会社のAutoScout24が売上高で前年同期比15.1%増の8,370万ユーロ、営業利益(EBITDA)で32.9%増の3,960万ユーロを確保し、著しい成長を示した。

親会社であるScout24の売上高は8.1%増の2億3,340万ユーロ、営業利益は12.3%増の1億2,280万ユーロとなり、子会社に比べ緩やかな成長となった。Scout24グループのグレッグ・エリス会長(CEO)は上半期の好業績を受け、不動産と自動車のネット仲介サービス事業のさらなる発展に自信を示した。

AutoScout24は第2四半期に営業利益で40.3%の成長を確保。稼ぎ頭である不動産部門ImmobilienScout24との差をさらに縮めた。ドイツ国内の自動車取引先ディーラーは9.9%増の2万5,532件に拡大。取引先1店舗当たりの売上高(仲介手数料収入)も10.7%増の216ユーロとなった。ベネルクス3カ国とイタリアにおける取引ディーラーは1.5%増の1万8,988件に拡大。1店舗当たりの売上高も14.3%増の255ユーロに好転している。

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