独アウディ、取締役4人を交代

独自動車大手のアウディは8月28日、9月1日付けで取締役7人のうち4人を交代させる異例の人事を発表した。ディーゼル車に不正なソフトウエアを搭載し、排ガス試験と実際の走行時で排ガスに含まれる有害物質量が異なるように操作した問題で、アウディの元技術者が逮捕されるなど、同社への批判が強まる中、新たなトップ人事により、社内に向けて新しいスタートのメッセージを送る狙いもあると見られている。

9月1日付けで交代するのは、財務・IT、マーケティング・販売、人事・組織、生産・物流の4取締役。VWグループやアウディ内からの移籍や昇格などで対応した。

アウディのルーパルト・シュタートラー社長は続投する。不正ソフトウエア問題をめぐりシュタートラー社長の責任を問う声も強まっており、同社長の進退にも注目が集まっている。

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