ノルウェー自動車部品大手のコングスベルグ・オートモーティブ (KA)は8月28日、米サウスカロライナ州のイーズリー工場を閉鎖すると発表した。同社は2016年11月に事業効率の改善に向けて、欧州のパワートレインやシャーシ製品の工場を中心に計6工場を閉鎖する計画を発表していた。6工場のうち、イーズリー工場は4カ所目で、2018年第1四半期に閉鎖する予定。
イーズリー工場は、KAの流体移送システム(FTS:Fluid Transfer Systems)事業の拠点で、商用車や産業用車両の大手メーカー向けにホースやチューブなどを生産している。工場閉鎖により、従業員97人が影響を受ける。
KAは閉鎖の理由について、イーズリー工場が生産する製品分野の市場競争が激しくなり、さらに効率化とコスト削減を進める必要があり、競争力を強化するには、生産移管を避けられないと判断した、と説明している。イーズリー工場の生産と設備の大部分は、メキシコの新工場に移管する。