独自動車大手のフォルクスワーゲン(VW)は5日、米IBMとデジタル技術を活用した自動車向けサービスの開発で提携すると発表した。期間は5年。各ドライバーの行動パターンや好みに合ったサービスの提供を目指す。
具体的には、ドライバーの了解を得た上で、ドライバーの行動を分析し、それぞれの習慣や好みに合ったガソリンスタンドやホテル、レストランなどを表示するシステムを共同で開発する。同サービスの開発では、IBMの人工知能(AI)型コンピューター「ワトソン」を活用する。
また、さまざまなソフトウエア会社がアプリを提供できるシステム「フォルクスワーゲンWE」の運営では、VW独自のクラウドシステムとIBMのハイブリッド・クラウドを活用する方針を示している。