スロバキア、自動車統計

ドイツ貿易・投資振興機関によると、スロバキアの2016年の乗用車新車登録台数は前年比13.1%増の8万8,163台に拡大した。2017年上半期(1~6月)も11.2%増と2ケタの伸びを示した。景気好調や実質所得の向上が販売増に寄与している。

ブランド別では、首位のシュコダが市場シェアの約20%を占めている。2016年は、フォルクスワーゲン(VW)、現代自、起亜が続いている。日本勢では、スズキが3,987台、トヨタは3,171台を販売し、トップ10に入っている。

燃料別では、2016年はガソリン車が全体の57%、ディーゼル車は42%を占めた。電気自動車の販売は59台にとどまった。ただ、スロバキア政府が3.5トン以下の純粋な電気自動車の購入に5,000ユーロ、プラグインハイブリッド車には3,000ユーロを助成する奨励金制度を開始したことから、2017年は販売が増加すると見られている。

スロバキアにおける2016年の自動車生産は104万3,237台となり、2年連続で100万台を超えた。同国には、VW、起亜、PSAの自動車大手3社が工場を持つ。

このほか、インドのタタ・モーターズ傘下の英ジャガー・ランドローバー(JLR)がスロバキア西部のニトラに新工場を建設している。新工場では2018年下半期に最初の車両がラインオフする予定。

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