EU新車販売、8月は5.6%増

欧州自動車工業会(ACEA)は14日、欧州連合(EU)(マルタを除く27カ国)の2017年7月および8月の新車販売(登録)台数を発表した。8月は前年同月比5.6%増の86万5,047台となり、過去10年では最高だった2008年8月の登録台数を上回った。1~8月の累計は、前年同期比4.5%増の1,023万2,658台となり、1,000万台を超えた。2004年以降にEU入りした新規加盟国(EU12カ国)が14.3%増と市場拡大に寄与している。

8月の主要国の登録台数は、イタリア(15.8%増)とスペイン(13.0%増)が2ケタ増、フランス(9.4%増)とドイツ(3.5%増)も前年同月を上回った。英国は6.4%の減少だった。

8月のメーカー別登録台数では、最大手のフォルクスワーゲン(VW)グループが前年同月に比べ2.8%増加した。2位のPSAグループは、GMから買収したオペル/ボクソールが8月1日以降はPSAグループとして数えられるため、79.0%増と急伸した。

日本勢は、トヨタ・グループ(14.4%増)、日産(17.1%増)、スズキ(23.3%増)、三菱自(19.3%増)が2ケタ増、マツダ(7.6%増)も好調だった。ホンダ(7.6%減)は低迷が続いている。

(表:8月に続いて7月の新車登録統計を掲載)