独自動車部品大手のZFは12日、中国のインターネット大手である百度(Baidu)と戦略提携すると発表した。中国市場向けの自動運転やテレマティクス、モビリティーサービスの分野で協力する。
百度は、人工知能(AI)、ビックデータ、クラウドシステムなどで優れたノウハウを持つ。ZFは、学習機能を備えた、人工知能を基盤とした制御システム「ZF ProAI」を百度との提携に投入する。
「ZF ProAI」は、米半導体大手エヌビディアのAI 車載コンピューティングプラットフォームを基盤とする。深層学習(ディープラーニング)技術や、レーダー、超音波、ライダー(LiDAR)などのセンサー、カメラが収集したデータの分析などにより、車両が周囲の状況を「理解」できるようになるシステムを構築することができるという。
百度のIT技術と「ZF ProAI」の連携により、自動運転技術やテレマティクスなどのサービスを中国市場の顧客に提供していく。