オートリブ、未来のシート開発で米アディエントと協力

スウェーデンの安全システム大手オートリブ は12日、米自動車シート大手のアディエントと自動運転システムの実用化を見込んだ将来の自動車シートの開発で提携すると発表した。安全性、快適性、利便性などの研究開発に取り組む。

自動運転が可能になると、移動中の時間を休憩や仕事に活用したり、他の乗員との交流を楽しむなど、乗員の車内での過ごし方も変化する。これに伴い、シートの方向を変えるなど、シートの使い方も変化する一方、安全性も重視される。

オートリブはアディエントとの協力により、まずは既存のオートリブの安全システムの改良やシートに搭載されているエアバッグシステムの強化などに注力する。両社の提携の成果は2018年後半にも顧客に提供できるようになるとの見通しを示している。