独エネルギー水道事業連合会(BDEW)は18日、2017年6月30日時点でドイツに整備されている公共の充電器が約1万700基(普通充電スタンド4,730カ所、うち急速充電スタンド530カ所)に増加したと発表した。
半年前(2016年12月末時点)の7,407基(充電スタンド3,206カ所)と比べると約45%増加した。ただ、今回の統計では初めて、駐車場や駐車スペースに設置されている公共の充電設備も対象に加わったことが大幅な増加の背景にある。新たに統計対象となった充電スポットを除くと、この半年間で18%増加したことになるという。
BDEWの統計では、公共の道路に設置された充電設備および私有地に設置されている公共の充電設備を対象にしている。
■ 普及台数100万台、充電スポットは約8万基が必要
BDEWによると、電気駆動車の普及台数が100万台に達した場合、公共の充電スポットは通常の充電スポット(22キロワット以下)が7万基、急速充電スポット(22キロワット超)は7,000基ほど必要になるという。また、公共の充電スポットは増えているものの、電気駆動車がまだ十分に普及していないため、ほとんどの充電スポットでは採算が取れていないと説明する。このため、政府の助成プログラムはインフラ整備の促進に極めて重要であるとの見解を示している。