欧州エンジニアリング大手のABB (スイス)は20日、独エネルギー大手のEnBWからドイツの高速道路に設置する電動車向けの充電インフラ設備の大型受注を獲得したと発表した。2017年末までに急速充電スタンド117カ所を、独タンク&ラストが運営する高速道路サービスエリアに設置する。ABBの充電スタンドはクラウドシステムと連動しており、キャッシュレスで支払いを済ますことができる。
ABBは2010年から直流(DC)急速充電器を販売している。製品は、壁に設置するタイプのウォールボックス(20kW)からバス用(600kW)に至るまで幅広い。今回は、50キロワット(kW)の急速充電器を受注した。
ABBはマイクロソフトのクラウドプラットフォーム「アジュール(Azure)」をベースにしたインターネットサービスを提供しており、ネットワークのオペレーションサービセンターが24時間体制で充電インフラを監視している。