ラインメタル、電動自転車市場に参入

独軍需・自動車部品大手のラインメタルは、新設したスタートアップ企業Amprioを通して電動アシスト自転車向けの電気駆動装置市場に参入すると発表した。2018年春に最初の顧客のプロトタイプに導入される予定。また、Amprioのプロトタイプはすでに、ドイツのフリードリヒスハーフェンで開催された自転車見本市「ユーロバイク」(2017年8月30日~9月2日)で公開している。

Amprioの電気駆動装置は、定格出力250ワット、最高速度は時速25キロメートルの電動アシスト自転車向けで、高出力、コンパクトな設計、軽量が特徴。マウンテンバイクからトレッキングバイク(街乗り用自転車)、子供用自転車まで様々なタイプの自転車に搭載することができる。同製品の開発では、ラインメタルが自動車産業向けの補助用電気駆動装置で培ったノウハウを活用した。

Amprioは、バッテリーパックと周辺機器(ディスプレー、操作ユニット、接続性(コネクティビティ))も含めた駆動ユニットのシステムサプライヤーとして製品を提供していく。モーターは、ドイツにある既存工場で生産する。

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