独自工会、乗用車新車登録の通期予想を上方修正

独自動車工業会(VDA)は10月4日、ドイツにおける2017年乗用車新車登録台数の通期予想を前年比4%増の約350万台に上方修正した7月の時点では、前年並みの335万台を確保できると予想していた(2016年:335万1,607台)。

上方修正の背景としては、自動車メーカーの多くが実施している環境ボーナス(買い替え奨励金)の利用が活発で、新車販売の増加に寄与していることを理由とした。自動車メーカーは、ディーゼル乗用車の排ガスに含まれる有害物質の削減対策の一環として、古いディーゼル車から環境負荷の低い車両へ買い替える際に奨励金(環境ボーナス)を出している。

■9月の輸出台数は1%増、国内生産は1%減少

VDAによると、ドイツの9月の乗用車輸出台数は前年同月比1%増の41万100台、国内生産台数は同1%減の52万2,780台だった。1~9月の累計では、輸出が前年同期比1%減の330万5,200台。国内生産は、同2%減の427万3,000台だった。

また、国内受注は9月が前年同月比4%増、1~9月の累計は前年同期に比べ1%の増加だった。

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