スイスの自動車部品・機械大手ジョージ・フィッシャー(以下、GF)は9月27日、工作機械部門GFマシニング・ソリューソンズがドイツのソフトウエア会社Symmediaの資本の100%を買収し、完全子会社とすると発表した。今回の措置により、機械のネットワーク化など、生産のデジタル化を目指す取り組み「インダストリー4.0」への対応を強化する。
Symmediaは1997年の設立で、従業員数は現在約60人。これまでに様々な分野の1万5,000台を超える産業機械にソフトウエアを供給した実績を持つ。同社の経営陣はGFによる買収後も残留し、ドイツ西北部のビーレフェルトにある本社で事業を継続する。
GFマシニング・ソリューソンズは、工作機械や自動化システムのほか、成形、金型、金属部品の生産に関する技術サービスなどを提供している。スイス、スウェーデン、中国に、研究開発センターや生産拠点があり、世界50カ国以上に販売拠点を持つ。