スウェーデン商用車大手のスカニア は9月27日、ディーゼル黒煙クリーンバス(Soot-Free Clean
Bus Fleets)の普及を推進する国際産業パートナーシップに参加すると発表した。当該パートナーシップの枠組みを通して2018年までにアフリカ、アジア、南米、オーストラリアの主要20都市に最新鋭の黒煙クリーンバスを供給する。ディーゼル黒煙クリーンバス・キャンペーンは、国際クリーン交通委員会(ICCT)と国連環境計画(UNEP)が、C40(世界大都市気候先導グループ)およびチリのマリオ・モリーナセンターと共同で始めた取り組み。世界で販売されるバスのうち、クリーンエンジンを搭載した車両は5分の1に満たないという。スカニアでは、旧式のディーゼルエンジンに比べ、すすの排出量を最大99%削減するバスを製造しており、当該パートナシップを通して環境問題に貢献していく意欲を示している。