EU新車販売、9月は2.0%減少

欧州自動車工業会(ACEA)は、17日、欧州連合(EU)(マルタを除く27カ国)の2017年9月の新車販売(登録)台数が142万7,105台となり、前年同月に比べ2.0%減少したと発表した。

9月の減少は、前年同月の登録台数が高水準だった背景がある。主要国では、英国(9.3%減)、ドイツ(3.3%減)が低迷した一方、イタリア(8.1%増)とスペイン(4.6%増)が好調で、フランス(1.1%増)も前年同月を上回った。

9月のメーカー別登録台数では、最大手のフォルクスワーゲン(VW)グループが前年同月に比べ0.9%減に低迷。2位のPSAグループは、GMから買収したオペル・ボクソールが加わったため、70.1%増と大きく拡大した。

日本勢では、スズキ(18.5%増)、日産(3.4%増)、トヨタ・グループ(3.0%増)が販売を伸ばした一方、ホンダ(17.6%減)、マツダ(4.9%減)、三菱自(4.1%減)は前年同月を下回った。

1~9月の累計は、前年同期比3.7%増の1,166万121台だった。2004年以降にEU入りした新規加盟国(EU12カ国)が13.8%増と大きく伸びている。