独自動車部品大手のエルリングクリンガーは11月24日、中国の四川成飛集成科技(Sichuan Chengfei Integration Technology)とリチウムイオン電池モジュールの開発・生産・販売を事業とする合弁会社の設立について枠組み協定を締結した。期間は差し当たり2027年12月31日までの10年間とした。両社は世界の自動車市場向けにリチウムイオン電池モジュールの開発・生産・販売事業で協力する。
四川成飛集成科技は、子会社の中航鋰電(洛陽)有限公司(CALB)を通してバッテリーセルの生産技術を持つ。四川成飛集成科技は、中国国有航空機メーカーの中国航空工業集団(AVIC)子会社。
エルリングクリンガーは、セルのコンタクトシステムやセルのハウジングなど、モジュール部品に関するノウハウを投入するほか、バッテリーモジュールの設計および生産を担当する。
エルリングクリンガーは2009年から、バッテリー技術分野に参入している。合弁会社の設立により、持続可能なモビリティ分野を強化する。