独コンセプトレーザー、新拠点を着工

米ゼネラル・エレクトリック(GE)傘下の金属3Dプリンターメーカーである独コンセプトレーザー(リヒテンフェルス)は11月30日、本拠地である独バイエルン州北部のリヒテンフェルスに建設する新拠点の定礎式を行った。新拠点の建設によりコンセプトレーザーの生産能力は大幅に拡大する。同拠点はGEの金属3Dプリンター生産の中核拠点に位置づけられる。

新拠点では、研究開発、生産に加え、サービス、物流業務も行う。2019年初めには完成し、入居できる見通し。面積は約4万平方メートルで、従業員約500人が勤務することができる。投資規模は約1億500万ユーロ。今後さらに拡張できる余地もある。

コンセプトレーザーは2000年の設立。2016年12月からGEの3Dプリンティング関連事業部門GEアディティブの傘下に入った。GEの3Dプリンター製の金属部品はすでに、航空機向けの量産部品として採用されている。

■GEアディティブ、ミュンヘンにカスタマーセンターを開設

GEの3Dプリンティング関連事業部門であるGEアディティブは12月5日、ミュンヘンに顧客体験センター(カスタマー・エクスペリエンス・センター)を開設した。投資は1,500万ドルで、従業員数は最大50人を予定している。

同センターは、ミュンヘンにあるGEの欧州技術センターに建設した。顧客体験センターを通して、3Dプリンターによる製品のデザインからプロトタイピング、生産まで、顧客の様々な疑問に対応し、顧客の3Dプリンターに対する理解を深めていく。

同センターの面積は2,700平方メートル。独コンセプトレーザーおよびスウェーデンの金属3DプリンターメーカーであるArcam EBMの3Dプリンターを計10台導入した。

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