米自動車部品卸大手、独同業を買収・欧州最大手に

自動車部品の卸大手である米LKQコーポレーションは11日、独シュタール・グルバー・グループ傘下の同業シュタール・グルバーを買収すると発表した。ドイツ国内および国外の子会社も買収の対象となる。買収価格は、企業価値を約15億ユーロと評価して決めた。当局の認可を経て、取引は成立する。

シュタール・グルバーの従業員数は約6,600人。メディア報道によると、同社の2017年の売上高は16億ユーロ、営業利益(Ebitda)は1億2,800万ユーロとなる見通し。また、買収手続きは、2018年第1四半期末または第2四半期初めに完了するとみられている。

LKQはシュタール・グルバーの買収により、欧州における売上高が約32億ユーロとなり、同地域で最大手となる。LKQはこれまでにもオランダや英国、スカンジナビアで同業を買収し、事業規模を拡大してきた。

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