デュル、中国でEVメーカー向けに最先端塗装工場を建設

独塗装設備大手のデュルは中国の合肥市にあるEV(電気自動車)メーカーの安徽江淮汽車(JAC)向けに完全自動塗装工場を建設している。新塗装工場は高度にネットワーク化されたスマートファクトリーとなっており、制御や監視にデュルのソフトウエア「Itac-MES-Suite」が投入されている。今年6月に稼働すると、年間10万台分の車体を塗装することができる。

同工場には中国の自動車メーカーとして初めて「Eco-Bell3-Ci噴霧器」が投入される。コンパクトな構造により車体内部をムラなく噴霧し、塗装効率を最大化している。また、乾燥時間や洗浄間隔の短縮した噴霧洗浄機「Eco-Bell-Cleaner D2」の投入により生産性を高めている。さらにドイツのインダストリー4.0に対応した空気マネジメントシステム「Eco-Smart VEC」を導入し、乾燥工程におけるガスや電力の省エネ化に取り組むことになっている。

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