ロシア新車販売、12月は14.0%増加・通期も2ケタ増

ロシアの欧州ビジネス協会(AEB)が12日発表した同国の2018年12月の新車(乗用車・小型商用車)販売は16万6,013台となり、前年同月に比べ14.0%増加した。1~12月の通年では、前年比11.9%増の159万5,737台に拡大した。

2017年は年初の1月と2月に前年同月を下回ったものの、3月以降は12月まで10カ月連続で販売が伸びている。

自動車製造業者委員会(AMC)のシュライバー会長は、従来の高水準まで回復するには長い道のりがあるが、改善に向けた最初の重要な一歩となった、とコメントした。

ロシアの新車販売市場は、2012年には290万台を超え、欧州ではドイツに次ぐ2番目に大きな市場に成長していた。だが、ドルに対するルーブル安、原油価格の低下などを背景にした景気低迷により、2013年以降は4年連続で販売が減少し、2016年には約140万台と半減した。現在は、ドイツ、英国、フランス、イタリアに次ぐ欧州5番目の市場規模となっている。

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