スウェーデンの商用車大手ボルボは11日、シンガポールの南洋理工大学(NTU)と電気バスの自動運転技術に関する研究開発プログラムで協力すると発表した。同プログラムは、シンガポールの陸上交通庁(LTA)が推進する未来の持続可能な公共交通ソリューションを創造する取り組みの一環に位置づけられる。ボルボ、LTA、NTUの協力は差し当たり、2年間を予定している。
ボルボとNTUは、車長12メートルのボルボの電気バス「7900エレクトリック」2台を使い、ボルボのプラットフォームを基盤にして自動運転ソリューションを構築する。共同開発した自動運転の電気バスは、2019年初めにシンガポールに到着する予定。
2台のうち、1台はシンガポールの自動運転車両の試験施設で使用する計画。もう1台は、都市交通で試験運用する予定。