欧州商用車販売、12月は3.5%減

欧州自動車工業会(ACEA)が25日発表した2017年12月の商用車新車登録統計によると、欧州連合(EU)(マルタを除く27カ国)における12月の新車販売は、前年同月比3.5%減の20万5,949台に低迷した。前年12月に比べ営業日が1日少なかったことが減少の一因。

セグメント別では、すべてで前年同月を下回った。主要5カ国では、ドイツ(0.2%増)で微増となったものの、イタリア(17.4%減)は2ケタ減となり、フランス(2.2%減)、スペイン(2.6%減)、英国(1.6%減)も前年同月に比べ減少した。

■2017年は3.2%増加

ACEAによると、2017年通期では前年比3.2%増の240万3,414台と前年を上回った。スペイン(13.5%増)が2ケタの伸び率だったほか、フランス(6.9%増)、ドイツ(3.3%増)も増加した。イタリア(2.3%減)と英国(4.4%減)は前年に比べ減少した。

セグメント別では、3.5トン以下の小型商用車が199万5,797台となり、前年に比べ3.9%増加した。3.5トン超の中・大型トラックは、前年比0.2%減の36万7,102台にとどまった。16トン以上の大型トラックは、前年比0.5%増の29万7,171台。バスは、前年比0.5%減の4万515台だった。

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