仏PSA、北米本社をアトランタに設置

仏自動車大手のPSAグループは23日、北米本社を米南東部のジョージア州アトランタに開設すると発表した。2018年2月までに業務を開始する予定。

北米本社の立地選定に向けては、全体的なビジネス環境、生活水準、近隣の大学を重視したほか、技術、モビリティイノベーション(移動における改革)、車文化にも注目し、アトランタに最終決定した。

PSAグループは2016年4月に、米国市場に再参入する計画を発表した。まずはモビリティサービスからスタートし、10年をかけて段階的に市場参入を進めていく方針を示していた。

2017年10月には、さまざまな企業のカーシェアリングや自転車のシェアリングサービスを比較できるアプリ「フリーツームーブ(Free2Moove)」を米シアトルで開始している。同サービスは今後、他の都市にも広げていく。

独業界紙『オートモビルボッヘ』によると、米国市場で販売するPSAグループのすべてのモデルの型式認定取得業務は、PSAが米ゼネラルモーターズ(GM)から買収したオペルのエンジニアが担当するもよう。

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