仏PSAグループ傘下の独自動車大手オペル は、ドイツのリュッセルルハイムにある本社工場で、派遣社員を減らす穴埋めとして、ポーランドのグリヴィツェ工場の従業員を期間限定で本社工場に投入するもようだ。オペルの広報担当者が、メディアの問い合わせに対して明らかにしたという。独業界紙『オートモビルボッヘ』(23日付、オンライン版)が報じた。同紙によると、グリヴィツェ工場では稼働率が低下しているため、従業員250人を6カ月、リュッセルルハイム工場に投入する予定。ドイツのアイゼナハ工場の従業員をリュッセルルハイム工場に投入することも検討しているという。同措置は、コスト削減に向けた取り組みの一環であり、オペルは昨年11月に発表した事業再編計画の中で、派遣社員を削減する方針を明らかにしていた。