オーストリア統計局によると、同国の2017年通期の新車登録台数は45万7,174台となり、前年に比べ6.2%増加した。
うち、乗用車は前年比7.2%増の35万3,320台と、2011年の過去最高(35万6,145台)に次ぐ、2番目の登録台数となった。
トラックは前年比10.4%増の4万4,127台と、前年に続き過去最高を更新した。
自動二輪は、前年に2ケタ増(2016年:12.5%増)と好転していたが、2017年は6.6%減少した。
乗用車のうち、ガソリン車は前年比で24.2%増え、全体に占める割合は46.3%に拡大した。ディーゼル車は、前年に比べ7.1%減少し、市場シェアは49.7%に縮小した。
代替燃料車は、全体に占める割合は依然として小規模にとどまるものの、前年比で56.9%増の1万4,161台となり、市場シェアは4.0%に拡大した(2016年:9,028台、市場シェア:2.7%)。
代替燃料車のうち、ガソリンハイブリッド車は前年比85.8%増の8,161台に拡大した。純粋な電気自動車は42.0%増の5,433台となり、市場シェアは1.2%から1.5%に上昇した。電気自動車のうち、個人保有の割合は全体の21.4%にとどまるものの、前年(13.7%)に比べ増加している。
ブランド別では、首位のフォルクスワーゲン(VW)が前年比3.9%増の5万8,709台に伸びたものの、市場シェアは16.6%に後退した(2016年:17.2%)。2位には、シュコダ(前年比:19.0%増、市場シェア:7.1%)が躍進した。昨年2位だったオペルは(前年比:5.9%減、市場シェア:6.0%)3位に順位を落とした。
トップ10では、フォード(7.6%増)、ルノー(4.6%増)、現代自(18.7%増)、メルセデス(12.5%増)、セアト(14.4%増)が伸びた一方、、BMW(1.7%減)とアウディ(13.0%減)が前年実績を下回った。