スカニア、北欧の新興電池メーカーに資本参加

独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)傘下のスウェーデン商用車大手スカニアは1月25日、スウェーデンの新興企業ノースボルトと大型商用車向けの電池セル技術の開発・商用化で協力すると発表した。スカニアは、今後の開発強化や、デモンストレーション用生産ラインの構築の支援、研究施設に1,000万ユーロを投資する。

両社は共同チームを結成し、ストックホルムの西約100kmに位置するベステルオースにあるノースボルトの研究施設で、大型商用車向けの電池セルの開発・商用化に取り組む。また、スカニアが電池セルを買い取るオフテイク調達についても合意した。

大型トラックやバスの電動化に向けては、充電インフラの整備や、電池セルの耐久性やコスト効率、持続可能性の改善を進める必要がある。また、多様な輸送用途に対応する様々な電気駆動技術の開発が必要になる。

ノースボルトは昨年10月、スウェーデン北東部のシェルレフテオーに欧州最大規模のリチウムイオン電池工場を建設する計画を発表した。新工場は2018年後半に建設を開始する予定。

ベステルオースの研究開発(R&D)センターに建設するデモンストレーション用の生産ラインは2018年に建設を開始し、2019年に完成する予定。

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