ボッシュ子会社、マドリッドで電動スクーターのシェアリング開始

独自動車部品大手ボッシュの子会社で電動スクーターのシェアリングサービスを事業とするCoupは1月29日、スペインの首都マドリードで今夏からサービスを開始すると発表した。Coupはすでに、ベルリンとパリでサービスを開始しており、マドリードは3カ所目となる。3都市に配置する電動スクーターを2018年中に合計で3,500台に増やすことを目標に掲げている。

Coupは、電動スクーターを一定の地域内に配置しておき、スマートフォンのアプリで近くにあるスクーターを検索・予約して利用できるサービスを提供している。車両は、台湾のスマートフォンメーカーHTCの元幹部が立ち上げた電動スマートスクーターメーカーのゴゴロ(Gogoro)のモデルを使用している。

Coupは2016年8月にドイツの首都ベルリンで200台を投入してサービスを開始した。2017年の夏にはパリでも600台でサービスを開始している。両都市ではその後、サービスを利用できる地域や配車台数を拡大してきた。なお、ベルリンでは冬季の間、サービスを一時的に停止している。パリとマドリードでは、冬季のサービス停止期間がベルリンに比べると短く、ほぼ一年を通してサービスを提供していく方針を示している。

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