独自動車部品大手のZFフリードリヒスハーフェンは1月31日、ヴォルフヘニング・シャイダー氏(55)が2018年2月1日付けで新社長に就任すると発表した。シャイダー氏は、独同業マーレ・グループの社長を務めていたが、2018年1月31日付けで退任した。一方、マーレ・グループは1月31日、イェルク・ストラトマン氏(48)が新社長に就任する人事を発表した。
ZFフリードリヒスハーフェンは昨年12月、シュテファン・ゾンマー社長(当時)が即時退任すると発表。次期社長が決定するまでの間、コンスタンティン・ザウアー財務担当取締役が暫定的に社長を兼務していた。
ZFの新社長に就任したシャイダー氏は、ドイツのザールブリュッケン大学とアーヘン工科大学(RWTH)で経営学を専攻し、独自動車部品大手のロバート・ボッシュに入社。2015年4月にマーレ・グループに転職し、同年7月から同社の社長を務めていた。
マーレ・グループの新社長に就任したストラトマン氏は、ベルリン工科大学でインダストリアル・エンジニアリング(機械工学分野)を専攻し、シーメンスに入社した。シーメンスの自動車部品部門であるシーメンスVDOで米国、イタリア、ルーマニアなどの拠点に勤務した経歴を持つ。シーメンスVDO は2007年に独タイヤ・自動車部品大手のコンチネンタルに買収されている。ストラトマン氏は2008年にマーレ・グループに転職した。