独自動車大手ダイムラーのカーシェアリングサービス「Car2Go」の利用者(会員)が今年1月に300万人を突破した。Car2Goによると、2016年9月に200万人に達した会員数はわずか1年4カ月で300万人にまで増えた。2008年の事業開始から会員数が100万人になるまで6年を要したが、それ以降は加速的に伸びている。同社のオリヴィエ・レパート社長は、アプリによる柔軟かつ迅速な利用手続きや、スマートとメルセデスベンツのプレミアムモデル投入による「特別な体験を求める顧客ニーズ」などが成長に寄与していると分析する。
カーシェアリング利用者が今後数年で5倍に拡大するいう調査結果もあることから、今後もCar2Goが順調に成長する可能性は大きい。
Car2Goは3大陸の26の大都市で事業を展開している。会員の半数以上(172万人)が欧州に集中している。最も大きい拠点は中国の重慶(会員数23万7,000人)で、ベルリン(同22万3,000人)、マドリッド(同19万6,000人)などが続く。