仏ミシュラン、独ATUに20%出資

仏タイヤ大手のミシュランは12日、独自動車修理サービス大手のアオト・タイレ・ウンガー(ATU)に小規模株主として資本参加すると発表した。ATUの資本の20%を6,000万ユーロで取得する。同取引の成立には、競争当局の認可が必要となる。ミシュランは、ATUがドイツ語圏で展開する約600カ所の修理サービス拠点網を通して、タイヤ販売を強化する。

ATUは1985年の設立。現在は、ドイツ(577カ所)、オーストリア(25カ所)、スイス(6カ所)に約600カ所の修理サービス拠点を持つ。従業員数は約1万人。経営難に陥った同社は、2016年12月に仏同業のモビヴィアの傘下に入り、経営再建を進めている。

モビヴィアは、Norauto、Midas、Carter-Cashなどのブランドで自動車修理・保守サービスを展開しており、欧州に2,030カ所を超える修理工場・小売店を持つ。従業員数は2万1,000人、2016/17年度(9月末締め)の売上高は27億ユーロだった。

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