独ZF、中国のフォークリフトメーカーと合弁設立

独自動車部品大手のZFフリードリヒスハーフェンは8日、中国のフォークリフトメーカー、安徽合力(Anhui Heli)と合弁会社を設立すると発表した。出資比率はZFが51%とする。ZFはこれにより、急速に成長している世界最大のフォークリフト市場へのアクセスを得ることができる。また、安徽合力との協力により、幅広い製品に対応可能なシステムサプライヤーとなることができる。

合弁会社の社名はZF-HELI Drivetechとし、安徽合力の本社のある安徽省合肥市に拠点を置く。ZFは、中国の浙江省杭州市にある工場からフォークリフト向けの製品(トランスミッション、アクスル)を合弁会社に供給する。安徽合力もトランスミッションおよびアクスルの生産の一部を合弁会社に移管する。これにより、合弁会社は、安徽合力の製品とZFのプレミアム・ハイテクセグメントの製品を供給できるようになり、ベーシック、ハイライン、プレミアムの幅広いセグメントで顧客の需要に対応できるようになる。

製品は、安徽合力にも供給する。このため安徽合力は、合弁会社にとって、サプライヤーであると同時に、同社の顧客にもなる。また、ZFは合弁会社の製品をアジアや世界市場にも供給していく方針を示している。

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