独自動車部品大手のボッシュは21日、米新興企業のスプリッティング・フェアズ(SPLT)を買収したと発表した。SPLTは、法人、大学、公的機関を対象にしたライドシェアリングのプラットフォームを運営している。通勤に的を絞ったサービスで、同じ勤務先の人同士が相乗りする仕組みのため、信頼性が高い利点がある。買収価格は公表していない。
SPLTは2015年の設立で、米国、メキシコ、ドイツの3カ国で現在、約14万人の顧客をもつ。SPLTのサービスは、相乗りに車を提供したい人と同乗したい人をコーディネートするサービスで、社用バスを同サービスに組み込むこともできる。
SPLTは今後、ボッシュ・グループの100%子会社として独立して事業を継続する。