仏自動車大手のグループPSAは2月26日、マレーシアの提携先であるナザ・コーポレーション・ホールディングスと合弁事業および販売協力について合意したと発表した。マレーシアでの生産および東南アジア諸国連合(ASEAN)における販売で協力する。ナザの工場にPSAが過半数を出資し、2018年にプジョー「3008」、2019年にシトロエン「C5エアクロス」の生産を開始する予定。
具体的には、マレーシアのケダ州グルン(Gurun)にあるナザの工場(NAM:ナザ・オートモーティブ・マニュファクチャリング)の資本の過半数をPSAが取得する。NAMは、2004年から操業している工場で、従業員数は約450人。生産能力は5万台。
販売については、MAMがマレーシア国内では、「プジョー」、「シトロエン」、「DS」の3ブランドの販売を単独で行い、他のASEAN加盟国においてはNAMとPSAが協力する。
NAMはPSAにとって東南アジア諸国連合(ASEAN)で初めての生産拠点となる。PSAはNAMとの合弁事業に、CおよびDセグメント向けのモジュラー・プラットフォーム「エフィシエント・モジュラー・プラットフォーム2(EMP2)」を投入する。
PSAとNAMは2008年から協力関係にある。