英通信大手のボーダフォンは、自動運転と通信インフラをキーワードとする自動車関連事業を強化する。自動車のコネクテッド化と自動運転技術により交通事故死をなくすのが目標。これに向けてSIMカードだけでなく、将来のモビリティーを実現するための広範囲な安全・情報パッケージを提供していく。ボーダフォンのSIMカードは現在全世界で1,000万台の自動車に搭載されている。ボーダフォン・ドイツのアメツライター社長は、将来はすべての自動車がSIMカードを装備するようになると述べ、自動車関連事業の強化に自信を見せる。
ボーダフォン・ドイツは今年1月、マッピング・位置情報サービス会社のヒアと提携。精細な地図データとリアルタイムネットワークを統合する自動運転車向けの第5世代移動通信システム(5G)ソリューションを共同開発することを決めた。