ドイツの自動車用装飾部品メーカーのクウィンは3月8日、本社のあるルーテスハイム(シュツットガルト近郊)で新しい開発センターの落成式を行った。投資は約1,000万ユーロ。クウィンは2015年1月から中国のジョイソン・グループの傘下にある。
落成式には、ジョイソン・グループ傘下の独自動部品メーカーで操作パネルなどを生産するプレーのクリストフ・フムメル最高経営責任者(CEO)も出席した。プレーは2012年に寧波均勝電子(Liaoyuan Joyson Electronic Corp)の子会社となった。プレーは2014年には、ドイツの製造装置メーカー、IMAオートメーション・アンベルクを買収している。
クウィンは2003年にドイツ企業の合併により設立された。現在は、世界に約2,500人の従業員を抱え、ドイツのほか、ポーランド、ルーマニア、中国、メキシコに拠点を持つ。ジョイソン・グループ内では、ジョイソン・オートモーティブと共に自動車部品部門を構成している。
寧波均勝電子は、傘下の米自動車部品メーカー、キー・セイフティー・システムズ(KSS)を通して、欠陥エアバッグで経営が悪化したタカタを買収している。