BMW

独自動車大手ダイムラー の資本の約10%を先ごろ取得した中国の自動車メーカー、浙江吉利控股集団(Geely) の李書福董事長は、ダイムラーに出資する以前に、独高級車大手BMW との提携を試みていたもようだ。独有力誌『シュピーゲル』が報じた。同誌によると、李董事長とBMW幹部は2016年に、内密に会談の機会を設けていたという。李董事長はBMWに対し、提携を通じて中国市場へのより良いアクセスや政府高官との繋がりができると提案したもよう。ただ、資本参加は議題になっていなかったという。BMWは当時、傘下の小型車ブランドMINIの電気自動車(EV)の現地生産に向けて中国の提携先を探していたとされる。なお、吉利とBMWの提携は実現しなかった。BMWは先ごろ、MINIのEVモデルを現地生産する合弁会社の設立について長城汽車と拘束力を持たない趣意書を締結している。

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