欧州自動車工業会（ACEA）が22日発表した2018年2月の商用車新車登録統計によると、欧州連合（EU）（マルタを除く27カ国）における2月の新車販売は、前年同月比5.0％増の17万3,385台に拡大した。主要5カ国すべてで前年同月を上回った。カテゴリー別でもすべてで販売が伸びた。1 ～2月の累計は、前年同期比6.5％増の36万1,447台となっている。
2月の主要5カ国の登録台数は、スペイン（17.9％増）が大幅な2桁増となったほか、イタリア（5.7％増）、フランス（4.2％増）、ドイツ（3.6％増）、英国（0.9％増）も前年同月を上回った。
セグメント別では、3.5トン以下の小型商用車が前年同月比5.8％増の14万3,930台に拡大した。3.5トン超の中・大型トラックは、前年同月比1.0％増の2万6,858台、16トン以上の大型トラックも、前年同月比2.5％増の2万2,312台に伸びた。
バスも前年同月比1.9％増の2,597台に拡大した。だた、主要5カ国では、スペイン（62.1％増）が好調だったのに対し、英国（8.0％減）、フランス（18.4％減）、ドイツ（13.6％減）、イタリア（14.5％減）では減少した。2004年以降にEU入りした新規加盟国（EU12カ国）が30.4％増と好調で、全体の伸びに寄与した。