SGL、リストラ完了で黒字転換

独炭素製品大手のSGLは2017年決算で黒字に転換した。長年にわたり不振だった陰極、溶鉱炉ライニング、炭素電極事業(CFL/CE事業)や黒鉛電極事業の売却が大きく寄与した。加えて電気自動車(EV)用リチウムイオン電池材料事業の好調が追い風となった。売上高は前年比12%増の8億6,000万ユーロに拡大。利益は1億3,900ユーロとなり、1億1,170ユーロの赤字だった前年から大きく改善した。

不振事業の売却など一連のリストが完了したことで、経営陣は今後の大幅な業績拡大を視野に入れている。今年は10%の増収となる見通し。2022年までに売上高で13億ユーロ、利益率で10%以上の確保を見込んでいる。

上部へスクロール