ドイツポストDHL、「コーポレート・インキュベーションズ」担当取締役を新設

独郵便・物流大手のドイツポストDHLグループは4月4日、取締役会に新たな担当ポストとして「コーポレート・インキュベーションズ」を新設すると発表した。これまで郵便・電子商取引・小包事業を担当していたユルゲン・ゲルデス取締役(53)が直ちに、新ポストに就任する。

新担当分野では、顧客体験(カスタマー・エクスペリエンス)、持続可能なロジスティクス、自動化(オートメーション)などのテーマにおける新しいチャンスや課題に対応していく。新規事業の立ち上げや技術的なイノベーションも推進する。

電動小型商用車や電動アシスト自転車および3輪自転車(E‐トライク)を開発・生産している子会社ストリート・スクーターの事業もさらに加速させ、外部との提携や世界での事業展開も進めていく意向を示している。

ゲルデス氏は30年以上、ドイツポストDHLグループに勤務しており、2007年から取締役を務めている。なお、ゲルデス氏の後任が決まるまでは、ドイツポストDHLグループのフランク・アッペル社長が郵便・電子商取引・小包事業の取締役を兼務する。

上部へスクロール